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雨仕舞!(工事の順番)

先日、横浜市で新築住宅の防水工事を施工したのですが、

現場に着いて、施工箇所の確認に行くと、おかしな納まりになっている箇所を発見しました。

場所は3階の屋上、半分屋根で半分パラペット(人は上がれません)という珍しい設計だったのですが、

パラペット笠木の上に屋根の破風板がのっかてくる難しい納まりの場所でした。

これが施工前の写真です。

雨仕舞!工事の順番

この納まりでは、防水の必要箇所に防水する事が出来ません。

この箇所の場合は板金工事は必要ないですし、

もし板金工事が、必要な場合でも防水工事が終わった後からでないと、ダメなんです。

このまま防水工事を施工してしまうと、雨仕舞の順番が逆になってしまい、

この箇所の上で雨漏りが発生した時に、雨水が排出されなくなって、建物の中に雨水が入ってしまいます。

現場監督に連絡、大工さんに下地を作ってもらい防水施工しました。

施工中の写真です。

雨仕舞!工事の順番2

この後、破風板、軒天、防水紙、外壁、アルミ笠木などの工事が続きますが、

この高さまで防水層が有れば、安心出来ます。(^_^)v!

 

昔から、日本の建物は雨仕舞の仕組みで、雨水を防いできましたが、

防水工事と雨仕舞の仕組みの両方で、より雨漏りに強い建物が出来ると思います。

・・・一生勉強が続きそうです。

頑張っていきますよ!!