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今日は大工さんです。

 
今日は、仲のいい大工さんにお手伝いを頼まれて、土台敷きのお手伝いをして来ました。
なかなか無いと思いますので、土台の敷き方の工程をまとめてみました。
① 基礎コンクリートの上に縦と横の基準線を出す。
墨ツボを使い一本の基準線(横)をだす。その線を基準にして、直角の基準線(縦)を出す。
*昔からの出し方は三角定規の辺の長さ3:4:5を使って直角を出します。今はレーザーの機械などを使い簡単に出す事も出来ます。
② ①の線を基準にして、基礎コンクリートの上に原寸(実際の家の大きさ)の墨を出す。
③ 図面の番付けどうりに土台の材木を実際の使用場所へ配る。
*番付けとは、家を3尺(910ミリ)のマス目上で表す位置情報で、
縦と横を「イロハニホヘト」と「123456」で位置を表す昔からの方法です。
「いの一番」という言葉は、イ番どうりの1番から組み始める事(材木に仕掛けがあり、組んでゆく順番があるんです。)
から来ているそうです。
④ 土台の材木に基礎コンクリートから出ている土台固定用ボルトの位置のしるしを出す。
⑤ ④で出したしるしの所を電気ドリルを使い穴を開ける。
⑥ 基礎コンクリートの上に基礎パッキンをならべる(基礎パッキンとは、基礎と土台の間に挟み木材を腐りにくくする為の部材です)。
⑦ 土台を組む。(実際の仕掛けを見て順番を考えながら組んでいく。)
⑧ 固定用ボルトに、ワッシャ、ナットを付ける。
⑨ 基礎に出した墨に合わせながら、ナットを締め付け固定する。
*マンガに出てくるような、バカデッカイ木製のハンマーで力いっぱい叩いたりしながら墨に合わせていきます。
在来工法では、ここまでの工程で土台と基礎が固定されますが、一階床の工法によりここから先はいろいろな工程に分かれます。
この写真では、土台火打ちと大引きとプラスチック製の束が取り付けられています。